ウシュアイアにて

こんにちは、元気ですか。そちらは今桜のシーズンでこれから気持ちよい季節になりますね。
うちは一昨日、ようやく無事、ウシュアイアにたどり着きました。
ここはそろそろ雪の便りが来る季節となってきました。ダウンを着ていないと寒い所です。
正月にメンドーサを出てアコンカグアを眺めながら峠を越えてサンチャゴ入りし、そこからプエルトモントまでは快走しました。
そこからどうしようか迷いながらもとりあえずオソルノ山に行き、バリローチェへ向かおうとしました。
レストランで働く人達にチロエ島は美しい所だと言うのでそれならチロエからフェリーでカルテラに渡って一気に南下しようと行ってみれば1週間に1便しかなく、シーズン中
なのでフルだと言われて跳ね返され、また引き返して結局バリローチェに向かう羽目になり、ここでかなり時間のロスとなってしまいました。
カルテラ・アウストラルにはいるとダート道になるものの、つぎつぎと美しい白い山々、湖、川と変化に満ちてとてもよいところでした。
ここではひどい振動でフロントキャリアーは折れまくり、リアキャリア、サイドバックのフックまで折ってしまいました。
村に入ってすぐ溶接して貰うことが出来一安心。
その後3度目のアルゼンチン入りをし、エル・チャルテンの村からはなれると木々はなくなりパタゴニアに入ったんだと実感しました。
風がなければ楽ですが、ここは強風地帯。
爆風にあおられると乗ることも出来ず押しが入り、時には小さな用水路を見つけて風から逃れたりしてました。ひどい時は自転車もろとも飛ばされてしまいそうなくらいすさまじい。
追い風に乗ると始めから回さなくてもスーッと走り出し、MAX50キロ近いスピードが出ていたので怖いくらいでした。
ウシュアイアまで残り300キロの所で強風に飛ばされひっくり返り、怪我のおまけをもらいましたがポリスマンに助けられ人の温かさに触れることができました。
この時は追い風に乗り快走中、一瞬横風をくらい、まるで柔道で足祓いを掛けられたようにスパーンといき、自分でも何が起きたのか分からない状態でした。
今は普通に歩けます。
これからこのまま東海岸を辿って北上し、ブラジルのリオまでさかのぼろうかと思います。
年内には帰国を予定していますがまだしばらく旅は続きます。
ではまた。