B.H.T.第1戦

ついに始まりました。B.H.T.レース!
桜つつみロードコースを舞台にした第一戦に集結した24名のローディー達は、カラダに当たる風は少し冷たかったけど、ほとんど向かい風・横風の影響もなく、ケガする人もなく、楽しく第1戦を満喫しました。
車をやり過し、いよいよスタート!
141君を先頭に早くも一列棒状に。お約束の展開ではありますが、そこえまたお約束のヤロコアタック入りまーす!
今シーズンから投入のオレンジ号が私の横に並んだと思いきや、イッキに先頭の141君のもとへ・・・。
私もそのヤロコ選手の動きに反応して前へつめ番手を確保。
本通りに出るとヤロコ選手の推進力に陰りが見え始め、先頭グループ(141、RUN、ジーコ)との差がついてきたので急いで第2エンジンに火を入れグループ141に「スミマセン、働いて返します」とばかりにしがみつき、特急列車に無賃乗車したのでした。
普通、後ろに付いていれば楽に走れるのが定説。ではありますが、キャノンに向かうトロ登りの直線を40キロオーバーで突き進んでいく様に「まだ1週目だってばさ」とツッコミを入れてみたのですが、速度は落ちることなく心が折れそうになりました。
練習の時とはあきらかに違う感覚に「どこまで付いていけるのやら」とついネガティブモードにスイッチオン。
2周目頃だったか、これまた今シーズンからデローザを駆るジーコガルゼリが先頭交代を申し出、その後ローテーションがはじまり、自分の番が廻ってくると事態を鎮静化させようと微妙に速度を落とし体力の回復に努めました。
しかしながら先頭を走るということは自殺行為。
回復しつつ消費するみたいな・・・。つまりはどっち?またコーナーごとにかかるダッシュが筋肉にダメージを与えます。
レースが動いたのは最終周回のキャノンからゴールに戻る直線。ジーコガルゼリが均衡を破ったのです。軽~い感じで前に出たなと見ていたらそのまま差が開きはじめたのです。
慌てて追いましたがなかなか詰められず、このまま差を広げてしまってはと私は追跡を断念。
141選手、RUN選手が追い掛けるもこれまた差が決定的に詰まらぬまま最後の交差点へとなだれ込んで行ったその時キャノンのバスも一緒に交差点へと向かってきたのです。キープレフトを守っていたにもかかわらず大きなクラクションならし注意を促してきました。
やまは動いたのです!動揺を隠せないジーコ選手はゴールに続く河川敷の道路に繋がる道を間違えてしまったのです。続くRUN選手。それをしり目に私と141選手はスルー。河川敷の道路でリスタートとなりスプリントの様相に。それぞれが牽制するなか、剛脚に勝る141選手が見事優勝!
やっぱり強かったです。あっぱれです!
その後、みんな続々ゴールするなか、早速今日のレースを振り返る反省会があちらこちらで開催されていました。
当り前な話ですが、それぞれのグループでドラマが展開され、そしてみんな達成感を味わっているってことを強く実感しました。
そして、アップル宍戸さんがゴール直後に行った「最高の草レースだったよ」という言葉がこのレースを一言で物語っている様に感じました。
今シーズンもよろしくです。
追伸、自転車の整備やセルフチェックはしっかりと行い、事故を未然に防ぐようしっかり管理しましょう。

Bianchi-Sato記者)