岳へ

3月24日、昼間二本松で会議があり、そのついでに午後走ってきた。
実はその日は朝から頭痛がして、直前までずいぶん悩んだが、晴れ渡った空を見たら走らずにいられなかった。
市街地から旧道を少し走り、大玉のプラント横から岳方面へ登りはじめる。
追い風にも助けられて、岳温泉までは比較的順調に辿り着いた。
ここで選択肢は二つ。
土湯の道の駅まで行くか、スキー場まで行くか。
前半の順調さから、迷わず後者を選んだ。
が、やはり物事そんなに甘くはない。
本格的な登りに入ると、今までのペースが嘘のようにスローダウン。
やや迂回気味に「スカイピア」方面から登ったのだが、結局つらいのは変わらなかった。
最後はヘロヘロに蛇行しながらも、意地だけでスキー場に辿り着く。
本来スキーヤーであるはずなのに、このときばかりは周りのスキーヤーやボーダーから、珍奇の眼差しを浴びせられたのは、言うまでもない下り道、ちょっとしたアクシデントでメーターが止まってしまい、正確な時間・距離が分からないが、多分走行距離60km、走行時間2時間10~20分ぐらい。
脚力不足を痛感させられるも、それを補って余りある「達成感」に満たされた一日だった。

(BIRD記者)