ダリヤカップ!!

参加者の皆様お疲れ様でした。
誠に僭越ながら、今回初参戦の私ジーコがリポートさせていただきます!
MTBのイベントに参加するのは、大槻公園に続いて二度目。ビギナーの私はドキドキワクワクしながら当日を迎えました。
ホットドッグプレスを読んで買ったばかりの洋服を着てデートしたあの頃と同じ様に、3日前に届いたばかりのキャップとシューズを履いていざ出発!会いにいくよ~ダリヤちゃん!
5時に家を出て、途中で皆さんと合流。
開口一番『おめ~ら、オレに負げだら川俣シャモじゃなくてチキンにしてやっがんな~っ!』とジョーさんから早速の先制パンチをいただくことに。
そう、私の楽しい一日はここから始まったのである。
現地へ着くなりkouさんとsiemenさんが手際よく荷物を運びベースキャンプ作り。
siemenさんご指導の元、でっかいテントを立て見事基地完成!一仕事終えて、「さぁ一服だ~」と思いきやビアンキ選手が着替えを済ませ、既に戦闘態勢に!
急いで着替えてコース試走にトレイルへ繰り出す。
所々水たまりのあるジープロードを登っていく、少しずつ距離が開いていきあーっと言う間に一人ぼっちに。
シングルトラックに入りアップダウンを数回終えたところにあったのは赤土ゾーンのつづら折!前日降った雨をたっぷり吸い込んだそれは普通に歩くこことも困難なほど。そこを下らなければゴールに辿りつけない。
思わず立ち尽くすオレ。
「逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!」
自分に何度も言い聞かせる。覚悟を決めて自転車を降り、下り始める。グリップを失った後輪が暴れる。足も滑る。
コーナーはもう目の前。
氷の上のように小走りでなんとかきりぬけるが靴底やタイヤについた泥の量はどんどん増えて気づけば身長5cmアップ!?
さらに下ると今度は土質が変わりドロドロ地帯に。
急に自転車重くなったなーと思ったら粘土の高い赤土がへばりついたタイヤが木の枝や色んなゴミを拾ってつまってしまいタイヤが回らない!
何度も何度も止まっては、泥をおとし、なんとかゴール地点へ。
テントへ戻るとkouさんがお出迎え。記念写真を撮ってくれました。先に戻ったビアンキ選手も同じようにドロドロ。
水道には自転車を洗う人の列が…。中には待ちきれず川に入って洗ってる人も。
あれ?まだレース始まってないよね?
洗車して注油してブレーキなどのチェックも終え、スタート地点へ。
オープンA、オープンBがゼッケン番号順2列に並びその後ろにレディースが位置する。
私は締め切りぎりぎりのエントリーだったのでもちろん後ろの方。
ただ、すぐ前にsiemenさん、横にはビアンキ選手、少し後ろにマスターズさん。キクリンさんは前の方で全然見えない。
一分前のアナウンスがあり緊張感がます。
そして…スタート!
予想通りピクリとも動きません。
そんな中ただ一人ビアンキ選手がA列とB列の間に出来たスペースを上手く利用しスルスル~っと前方へ。
お見事!私を含め周りの選手はまだつったったまま。
ようやく前が動きだしやっと後ろもスタート。集団のスピードに合わせてゆっくり走っていると・・・、前方で落車発生!
あっ!ビアンキ選手が転がってる!
「大丈夫っすか?」と声をかけるが彼には聞こえていない。
しかし、起き上がって立て直そうとしてる姿を見て一安心。大したことなさそうだったので止まらず先へ進むことに。(大した事はなさそうに見えたのだが、レース後聞いたら、サドルはあさっての方を向いて、チェーンが外れてたようでレースに復帰した時は、一番後ろだったそうだ。)
ジープロードに入り登り始めると自然と集団もばらけて走りやすくなり無理せず自分のペースで走る。
そして、シングルトラックに入ったあたりで後ろに人の気配が・・・。
振り返ってみると…、ビアンキ選手だ!
怒涛の追い上げ!道を譲ると物凄いスピードで下っていく!一瞬で置き去りにされちゃった。
その後はずーっと一人で転倒やアクシデントもなく無事にゴール。
自転車洗って、お風呂入って、牛肉弁当食べて、最後のメインイベントkouさんが出場するエキスパートを観戦。
私が出場したオープンクラスは7キロ×2周。エキスパートは4周。
スタート直後から物凄いスピード!本当にMTBなのかと疑ってしまうくらい。
それにしてもkouさんの目の覚めるような熱い走りはかっこよかった!終盤に順位をアップしての5位入賞!おめでとうございました。
入賞したのは、kouさんと3位に入ったTOMOさん。お二人とも本当におめでとうございます。
天候はいまいちでしたが、皆さんのおかげで凄く楽しい一日になりました!
あまりに楽しかったので、調子に乗っておだってしまったことをお許しください。
来年は、晴れるといーなー。

ジーコ記者)