B.H.T.第2戦川俣里山ロードレース③

遅筆で申し訳ございません。
結局痛みはR399に入る頃まで続いた。その間後方では、下りで超安全運転の軽トラの後ろに入ってしまい苦戦していたジーコ氏・サトウ氏にマッチ氏も追いつき、3人体制でGIANT-swallow(以下GS)の追い上げに入った。差があったとはいえ相手は手負いのGS。普通に追いついてしまった。
「まだ抜くな。」とサトウ氏。見えるか見えないかのところでロックオンしたまま、県道原町線から花塚線に再び入る辺りまでGSを列車に入れずに消耗しているところを抜き返そうという魂胆だ
そんなことは露知らぬ俺は、『さっきから後ろが見えないな。まさか俺がこのまま逃げ切っちゃう?それは無いよな~』と思ったらやっぱり無かった。
少しでも登りがあればダンシングで進み、その分下りは休んで次に備える。
原町線の軽い登りをダンシングで登りながら、『GIANT-swallow→GS→ゴーストスイーパー美神(わかる人いるのか??)』全く関係ないことを考えつつチラリと後ろを振り返る。と、今登って来た坂しか見えない…
『見るタイミング遅かったかあ~』見えなかった坂の向こう側には、列車を組んで抜き返すタイミングを伺う3人がいた!
花塚線に入り、ペースを上げすぎないように最後の坂をしばらく登る。が、後ろに全く注意を払わない俺のすぐ右側から、残りの

体力を窺うように顔を覗き込み、ぬうっと出てきたジーコ氏。
瞬間、二人のスイッチが入った。
ジーコ氏のアタックに一瞬送れて、ケツに付き、最大努力でひたすら足を動かす。一秒間が気が遠くなるほど長く感じられ、一回転するごとにクランクが重くなっていく。『んが~!!おんどりゃあ~!!!(※心の声)』
次第にジーコ氏の尻との距離が開き始める。頑張ってもう一度縮めるが、その速度は長続きしない。
闘魂尽きた…。ジーコ氏は俺がついてこれないのを何度も振り返って確認しながらゴールを目指してひた走る。さらに、サトウ氏がなぜか道路の右端の方からグイグイと競り上がってくるが、もはや何も残っていない俺には見送ることしかできなかった…。
かくして人生初のレースは終わった。
でも前回試走に来たときに比べてかなりタイム短縮できたんで、内心結構満足してました。長くなってすいませんでしたが、GSの初リポートでした。

(GIANT-Swallow記者)