王滝レポート

今年も王滝100kmに行ってきました。
前日に現地入りして夕方からのウェルカムパーティーに参加。
そこでちゃりけんさんキャサリンさんにもお会いしました。その他にもいろいろな方とお会いでき、健闘を誓い合って別れました。
僕らは公園でキャンプを張っていましたので、ささやかな天気祭りの後、早めの就寝となりましたが、そのころ、kouさん、ぶっぷさん、Y吹さん、E藤さんは…、3夜通し高速をぶっ飛ばしていたのでした。
当日の朝はあいにくの雨…(予想はしていましたが)
6時スタートのため4時に起きました。
その時、後発隊は到着していましたが、着いたばかりとのこと…
運転してきたkouさんは不眠でのレースとなりました。
スタートして第1CP(約30km地点)までは標高差700mほどの砂利道を延々と登っていきます。(多少アップダウンありますがほぼずっと登っている感じ)
第1CP通過の制限時間は4時間。
まず、kouさんが2時間半(ぐらいだったかな?)で通過。
次に僕と、一緒に走っていたX-PressのK山君が3時間15分ぐらいで通過。
第1CPまでの道は、前日から降り続いている雨で例年以上の荒れ具合。
一部は沢のように水が流れている中を登る、下りにはタイヤが半分ぐらい埋まるような水溜り、相変わらずのスパスパの砂利、降り続く雨、標高1600mの寒さ等、かなり過酷な環境でした。
昨年の経験上、1人もくもくと10時間の道のりを走るのは…と思っていたので、今年はK山君(レベル的に同じぐらい)とお互い行ける所までは2人で走ろうという作戦で、ずっとお互いの様子を見ながらおしゃべりしながらの道のりとなり、快適に登っていくことが出来ました。
・・・が、それも25kmぐらいまででした。
寒さと、ギアの変速不良、それからあきらかに練習量不足、途中からパタリ足が止まりました。
なんとか第1CPまで着きましたがK山君から5分遅れ。
早くも「ゴールまではたどり着けないな」と悟ってしまいました。
K君とはここで別れることにして行ってもらいました。
そして、完走をあきらめ、後ろから来るY吹さんを待って、第2CP(約70キロ地点)を目指すことにしたのですが…
Y吹さんを待っている第1CPから42kmと100kmのコースが分岐します。
100kmはここから更に登っていく道へ、42kmはここから12km下ってゴール。
つまりここまでは42kmと100kmのコースが同じということです。
42kmの部は1時間遅い7時にスタートしているので、当然第1CP通過の制限時間も1時間遅い。
無常にも時間は過ぎていき、マーシャルが遠くかすみの向こうを必死に登ってくる選手達に「100km、あと15分!ガンバレー!」などと声をかけていましたが、やがてクローズされました。
Y吹さんとE藤さんは、健闘むなしくタイムオーバーとなりました。
次に登ってきたのは1時間遅れでスタートしたぶっぷさんでした。こちらに気づかずシレっとした顔でノンストップ通過していきました。
この時点で僕の体も冷え切って、寒さで震えだしていました。到底この先に走り出せるはずもなく、リタイアとなりました。
次にY吹さんが来ました。疲れとタイムアウトで何か放心していたというか、無我の境地?
そこから2人で42kmのゴール地点まで12kmを下り、ゴール地点からさらに駐車場まで10kmを下って車まで戻ってきました。
結局、42kmの部と同じコースを走ってきた感じです(情けない)。でも、70km地点の第2CPまでの間にはリタイアできる場所もないので、どんなになってもCPまでたどり着かないといけません。
早い段階で余裕のある判断をしないといけない場合も、こういったレースでは大事なのは確かです。

*リザルト*
・100km
kouさん(完走・7時間10分)、K山君(DNF・第2CPタイムアウト)、siemen(DNF・第1CPリタイア)、Y吹さん(DNF・第1CPタイムアウト
E藤さん(DNF・第1CPタイムアウト
・42km
ぶっぷさん(完走・ごめんタイム解りません)、かほちゃん (DNF・第1CPタイムアウト

惨敗でした。
完走したkouさんとぶっぷさんおめでとう!あんたらスゴイ!
特にkouさんは、まさに不眠不休です。お疲れ様!
ぐだぐだと書きましたが、やっぱり楽しいレースです(天気がよければ最高の景色とMTBの醍醐味が堪能できますし、雨でもそれなりに…)。
僕はやはり好きです、このレース。
来年は絶対リベンジです!!
キクリンさんも来年はいきましょうね。楽しいですよ。

(siemen記者)