四倉グルメツーリング

寒波が襲来して、冬本番となったこの時期にkouさんの企画で四倉港まで走ってきた。
今回は、企画のkouさん、Ajjieさん、キクリンさん、RUNさん、ピッポさん、そして、先週の『あんこう鍋ツーリング』で出会い、今回針道駆楽部のツーリングに初参加のマッチさん、そしてジャンゴ、それから、途中双葉町から合流したテイテイさんの合計8名参加でのツーリングとなった。
旅での出来事を事細かに書きたいところではあるが、皆と一緒の列車に乗ることは無く、一人乗りのトロッコでの旅であったので、後から聞き及んだ話であることを了承してほしい。
雪が消える浪江町まで車に分乗し、そこから四倉港を目指し、ひたすら県道35号いわき浪江線を南下する。
今朝、雪が降っていたという福島市などとは全く違い、晴天も手伝って、あまり寒さを感じることはなかった。
県道35号線は、予想に反して、アップダウンの連続で、高回転でひたすら進むという走行は長くは続かず、すぐに上り坂が現れ、私の足には、刺激が強すぎた。
道の途中、集団を眺めつつ走る私の目を疑った。
その集団のサイクリストの数が倍以上に増えているではないか。
たまたまトレーニング中だったいわきの自転車クラブ「team WINNER」の人たちと合流し、道すがら、入り乱れてのバトル?を 繰り広げていた。
ようやく、四倉に着き、今日の目的地である、kouさんがネットで探しておいた食事酒処「和」へ入る。
店に入ると、多くの客で席は埋まっていて、その客たちは、我々サイクリストのいでたちを好奇の目で見ていたことは否めない。
店に着くなり、ハンガーノックに陥っていたテイテイさんは、マッチさんのアンパン、RUNさんの甘いパンをむさぼる様に食べていた。
それぞれに海鮮丼、ヒレカツ定食(刺身付)、魚のミックスフライ定食(刺身付)を頼み、ガツガツ食べる。
とても旨かった。
そして、ハンガーノック状態のテイテイさん、ピッポさんは当然のことながら、皆、空腹を満たすことができ、大満足だった。
また、店の女将はとても美人で、帰りに大将とのツーショット写真を撮らせてもらった。
日暮れの時間を考え、早々と店を辞して帰路に着く。
来た道を戻る。
県道35号線は、北へ向かうコースの方がいくらか楽なようであったが、ハイペースで進む集団に置いていかれ、早々と一人旅になり、日が傾いていこうとしている道を走り続ける。
双葉町あたりであっという間に暗闇に変わり、確信犯的に、走りながら迎えの車を待つ。
帰りの列車は、途中で千切れ、RUNさん、続いて、kouさん、Ajjieさん、マッチさんと怒涛の勢いで坂を上って行った。
完走することなく、kouさんにピックアップしてもらい、スタート地点まで戻る。
戻ってみると、寒空の暗闇の中、先に着き、私とピッポさんをピックアップ中の間、Ajjieさんとマッチさんがキクリントラックの上で毛布に包まれて、凍死寸前で帰りを待っていた。
私は、今年はこれで走り納めということになり、春まで冬眠に入ろうと思う。
この12月に入って、よもや100kmを超える距離を走るとは想像だにしなかったが、浜通りの暖かさはそれを可能にした。
企画してくれたkouさん、そして、ご同行してくれた皆さん、どうもありがとう。
来年もいい走りができることを祈って・・・。

(ジャンゴ記者)